地下に埋められたタンクは、漏洩や破損を目で確認することができません。そのため、これらを有する施設においては、「漏れの点検」の実施が必要です。「漏れの点検」では、ガスや液体をタンク内に流しこみ、内部の気密を確認します。

５年に１度、タンクローリーなど移動タンクの加圧検査、動作検査、オーバーホール（製品を分解し清掃、再組立を行います）を行い、タンクの変形や損傷を防ぎます。
検査対象車は、小型車(１槽)から大型車(８槽)までとなります。出張検査、作業も対応致しますので、お気軽にお問合せください。

重油や軽油タンクの内部に溜まるスラッジと呼ばれる汚泥を除去し、タンクの侵食、破損を防ぎます。このスラッジはサビの原因となるだけでなく、ストレーナ（ろ過器）を詰まらせ、機器の寿命を短くする恐れもあります。

定期的なクリーニングは、機器の寿命を延ばすため、結果的に低コストです。
また、クリーニングの際にタンク内側の侵食状況を点検し、修繕や、交換時期の目安をはかることが出来ます。

タンクの腐食により生じた破損などを、FRPシートと呼ばれる特殊な強化プラスチックで覆い、補強します。
施工方法としては、柔軟な形成が可能な「ハンドレイアップ法」、均一でムラのない処置が出来る「紫外線硬化樹脂貼付方」などがあります。

対象物に直流電流（防食電流）を流すことで、金属の電位を変化させ、腐食を防ぎます。特に腐食し易い地下貯蔵タンクや地下埋設配管の劣化、破損も、防止します。

専用のセンサーが貯蔵タンクの状態を常に監視し、極めて微小な穴からの漏れも検知します。危険物の漏洩を早期に発見し、被害を拡大させません。